栽培スケジュール
月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | ||||||||||||||||||||
早生 | ● | ● | ○ | ○ | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |||||||
中晩生 | ● | ● | ○ | ○ | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
●播種 ○定植 ◎収穫 *追肥
品種
玉ねぎの品種は、生長速度によって種類が分かれています。主に短期間で収穫できるものを早生(わせ)、ゆっくり生長していくものを中生(なかて)、晩生(おくて)と呼びます。品種によって貯蔵期間も異なります。
早生(わせ)
早生品種は、辛味が少なくみずみずしいためサラダなどに向いてます。新玉ねぎと呼ばれ販売されることが多いのでなじみ深い種類です。苗を植えてから収穫までの期間が短いですが、貯蔵には向いていないため、収穫したらすぐに食べるようにしましょう。
中生(なかて)・晩生(おくて)
生長は早生に比べてゆっくりで、収穫期間が長く3~6月まで収穫を楽しめます。また貯蔵に向いているので、大量に作るなら中生と晩生を選ぶと良いでしょう。最長で9カ月間貯蔵できます。早生に比べると辛味があるため、炒め物などに使うのがおすすめです。出典: agripick.com
【極早生】ハイパワーゴールド
播種時期:9月上旬~9月中旬
球の大きさ:250~300g
貯蔵可能期間:記載なし
発芽適温:20℃前後
育成適温:15~20℃
収穫時期:3月下旬~5月下旬
種苗メーカー:早どりタマネギ「ハイパワーゴールド」|サカタのタネ
【中晩生】泉洲中高黄(せんしゅうちゅうこうき)
播種時期:9月中旬
球の大きさ:300~400g
貯蔵可能期間:記載なし
発芽適温:20℃前後
育成適温:15~20℃
収穫時期:5月中旬~7月中旬
種苗メーカー:タマネギ 「泉州中高黄」|サカタのタネ
【中晩生】ケルたま
播種時期:9月中旬~9月下旬
球の大きさ:記載なし
貯蔵可能期間:翌年3月
発芽適温:15~20℃
育成適温:15~20℃
収穫時期:6月中旬~6月下旬
種苗メーカー:ケルたま®| タキイの野菜【タキイ種苗】
【中晩生】ネオアース
播種時期:9月中旬~9月下旬
球の大きさ:約350g
貯蔵可能期間:翌年3月
発芽適温:15~20℃
育成適温:15~20℃
収穫時期:6月上旬~6月中旬
種苗メーカー:ネオアース| タキイの野菜【タキイ種苗】
【中晩生】スワロー
播種時期:9月中旬~10月上旬
球の大きさ:約300~320g
貯蔵可能期間:年内
発芽適温:15~20℃
育成適温:15~25℃
収穫時期:6月上旬~6月下旬
種苗メーカー:スワロー | カネコ種苗株式会社
【中晩生】あまがし2号
播種時期:9月中旬~9月下旬
球の大きさ:約320g
貯蔵可能期間:翌年2月
発芽適温:20℃前後
育成適温:20℃前後
収穫時期:5月下旬~6月上旬
種苗メーカー:ナント種苗カタログ
【中晩生】ノンクーラー
播種時期:9月中旬~9月下旬
球の大きさ:約300g
貯蔵可能期間:翌年3月
発芽適温:20℃前後
育成適温:20℃前後
収穫時期:5月下旬~6月上旬
種苗メーカー:ナント種苗カタログ
土作り
- pH:6.5~7.8
- 条間:15cm
- 株間:15cm
- 栽培期間が長いため、黒マルチを使用し雑草の発生を抑制。
すでに穴の空いている9515マルチなどの使用が望ましい。
播種
時期
- 9月上旬
播き方
- プラグトレイ200穴に種まき培土を詰め、1穴に1粒播種。
- しっかり覆土して軽く転圧しておく。
(覆土、転圧が甘いと種が浮いてきてしまう。)
栽培方法
- 播種直後は表面が乾いてきたら灌水。
気温が高いうちは、朝、昼の灌水がおすすめ。 - プラグトレイの下から根っこが伸びてきたら、トレイを畑に直置きし根を伸ばす。
- 葉が15cmを超えてきたら10cm程度に揃えるように剪葉。
種袋の内容量
種袋には「数量○ml」と記載されているがどのぐらいの種が入っているか(実測値)
個体差などあると思うのでプラグトレーの準備などにご利用ください。
種苗メーカー | 商品名 | 記載の容量 | 実測値 | 測定年 |
サカタのタネ | ハイパワーゴールド | 3ml/約250粒 | 約420粒 | 2021年 |
サカタのタネ | 泉州中高黄 | 5ml/約400粒 | 約800粒 | 2021年 |
タネのタキイ | ケルたま | 2.5ml/約250粒 | 約290粒 | 2021年 |
タネのタキイ | ネオアース | 2.3ml/約260粒 | 約310粒 | 2021年 |
カネコ種苗 | スワロー | 3ml/記載なし | 約440粒 | 2021年 |
ナント種苗 | ノンクーラー | 5ml/約630粒 | 約850粒 | 2021年 |
ナント種苗 | あまがし2号 | 4ml/約600粒 | 約600粒 | 2021年 |
苗の定植時期
11月中旬から下旬に植え付けるのであれば早生品種を、11月下旬から12月上旬であれば中生・中晩生品種が適しています。
追肥
1回目の追肥は12月中旬〜下旬頃。株間に鶏ふんやボカシ肥などを施します。
その後も生長を見て、土がやせている場合には、2月下旬頃に2回目の追肥を行います。
生育期の後半に追肥をすると首のしまりが悪くなるので、2月以降は追肥を控えるようにしましょう。
出典: ymmfarm.com
タマネギは、冬の間はほとんど生長しません。
秋に苗を植え付けてから本格的に寒くなるまでの間と、
年を越して寒さが緩みだす頃以降に生長します。
そのため、寒い間は肥効は必要がなく、生育期には肥効が必要です。
タマネギは品種によって、極早生~晩生に分かれます。
極早生は収穫が早く、晩生は収穫が遅くなる品種なので、
止め肥のことを考えれば、肥料を効かせるタイミングがずれてきます。
中間地では早生、中生、中晩生の品種を育てることが多いので、
この3つのタイプの追肥のタイミングをまとめました。
・早生品種
早生は収穫期が4月~5月頃となるので、止め肥は3月上旬までとなります。
1回目:植え付け2週間後
2回目:1月下旬~2月上旬
3回目:2月下旬~3月上旬
・中生、中晩生品種
中生、中晩生タイプの品種は、収穫期が5月~6月が基準となるので、止め肥は4月上旬までが目安となります。
1回目:植え付け2週間後
2回目:2月下旬~3月上旬
3回目:3月下旬~4月上旬
収穫
時期
秋まきタマネギの収穫は、
葉が倒伏して1週間後と考えれば間違いがありません。品種、地域にもよりますが、タマネギの収穫時期は5月中旬から6月下旬です。
タマネギの収穫は晴天の日に行います。
葉が倒伏してから1週間後の、
よく晴れた日が秋まきタマネギの収穫日和になります。
春まきタマネギでは、タマネギの葉が全て倒伏するのではなく、
8割方倒伏した時期を収穫時期の目安にします。春まきタマネギでは「根切り」という作業を行います。
よく晴れた日にタマネギを抜き、地面に寝かせておくのです。根からの養分を絶ち、肥大しすぎて外皮がひび割れるのを防ぐために行います。
根切りの時期は、春まきタマネギでも品種によって時期が違ってきます。◎根切りの適期
極早生品種では、8割の葉が倒伏して5日後、
早生種では7~10日後、
中生種では10日~15日後、
晩生種では15日~20日後を目安にします。
栽培記録(2021)
【極早生】播種 2021-08-28
栽培日数:0日目
天気:はれ
気温:平均気温29.2℃(25.2~33.4℃)
極早生のハイパワーゴールドを播種しました。
初めてのプラグトレイ、うまくいくかドキドキですね。
育苗順調? 2021-09-09
栽培日数:12日目
天気:雨のちはれ
気温:平均気温20.8℃(18.3~2.9℃)
プラグトレイの下から根っこが出始めてきたので、
畑の上に育苗トレーを外し設置。
写真には写っていないが、防虫ネットを張りました。
一時退避 2021-09-17
栽培日数:22日目
天気:くもり
気温:平均気温20.5℃(18.2~22.5℃)
順調に?育ってきた苗ですが、台風接近に伴い一時退避。
持ち上げるときに「ブチブチ」っと根の切れる音…。
申し訳ないが、台風で全滅は勘弁なので玄関へ退避。
播種した時に種の土被りが少なかったのか苗が倒れてしまうものが多いようだ。
【中晩生】播種 2021-09-18
[写真なし]
栽培日数:極早生:23日目 / 中晩成:0日目
天気:あめ
気温:平均気温22.1℃(20.1~23.6℃)
泉州中高黄、ネオアース、ケルたまの3種類を播種しました。
【中晩生】播種その2 2021-09-24
[写真なし]
栽培日数:極早生:27日目 / 中晩成:6日目
天気:晴れのち曇り
気温:平均気温24.2℃(19.5~28.7℃)
追加で「あまがし2号」「スワロー」「ノンクーラー」の3種類を播種しました。
剪葉 2021-10-09
栽培日数:極早生:42日目 / 中晩成:21日目
天気:曇り時々雨
気温:平均気温20.4℃(19.1~22.1℃)
極早生の背が高くなってきたので、2トレーあるうち1つだけ剪葉しました。
【極早生】定植 2021-10-28
栽培日数:極早生:61日目 / 中晩成:40日目
天気:はれ
気温:平均気温15.8℃(10.4~22.1℃)
極早生の苗を定植しました。
肥料はちょっと高かったが一発肥料をチョイス。追肥がいらないとのことなので手間がかからず良いかなと。
先日の剪葉だが、やった方とやらない方とあまり違いは出なかった。
ただ、葉が長いと定植時に引っ掛けることが多く一度植えたものを引っ掛けて抜いてしまうなんてことがあった。
次回定植の中晩生はすべて剪葉して行こうと思う。
写真には取り忘れたが、ネキリムシ対策でガードベイトを撒く。
【中晩生】定植 2021-11-15
[写真なし]
栽培日数:極早生:79日目 / 中晩成:58日目
天気:はれ
気温:平均気温000℃(000~000℃)
栽培記録(2020)
定植 2020-11-10
栽培日数:0日目
天気:晴れ
気温:3~16℃
ホームセンターで苗の購入。定植。
追肥1回目 2020-12-21
栽培日数:40日目
天気:晴れ
気温:-5~8℃
栽培は順調な様子。(?)何本かお隣さんのネコに猫草として食われてしまったようだ。(笑)
鶏糞を追肥。
追肥2回目 2021-02-26
栽培日数:108日目
天気:くもり
気温:0~10℃
暖かくなり始めたこの頃、2回目の追肥を行いました。
鶏糞と、草木灰を撒きました。
葉っぱが波打ってきた 2021-04-08
栽培日数:149日目
天気:晴れ
気温:7~18℃
葉っぱが伸びてきたと思っていたら、葉っぱの内側が波打っている。
病気かな?と思って調べてみると、葉っぱの内側だけが波打っている場合は肥料過多らしい。
症状的にビンゴだが、肥料過多になるほど肥料あったのだろうか・・・?
まぁ何はともあれ順調に育っているようなので良しとしましょう。
強風で横になる 2021/04/20
栽培日数:161日目
天気:晴れ
気温:6~25℃
ここ最近の強風でまっすぐ伸びていた玉ねぎがほとんど横になってしまった。
直すのも手間なのでこのまま様子を見たいと思う。
徐々に根元が太くなり始め、玉ねぎの様相を呈してきた。
葉倒れる 2021-05-22
栽培日数:193日目
天気:雨
気温:16~18℃
9割ぐらいの葉が倒れた。(先日の風で横になるのとは違い葉の根元から折れている)
そろそろ収穫時期か…。
来週ぐらいに天気の様子を見ながら収穫としたい。
収穫 2021-05-30
栽培日数:201日目
天気:くもり時々雨
気温:18~25℃
数本まだ倒れていないものもあるが、玉は大きくなっているので収穫することにした。
全数収穫したが、大きいものと小さいものバラバラだった。
感じたことは葉が倒れてから玉が大きくなる傾向にあるようなので、今回のように全数収穫ではなく、大きいものだけ収穫して、小さいものはまだ畑に残しておいても良かったかもしれない。
根切、葉も15cm程度残して切り。今日一日天日干し。
吊るし乾燥 2021-06-03
天気:くもり時々雨
気温:18~25℃
先日収穫したたまねぎを乾燥させるため、概ね3個ひと縛りで吊るした。
初めてのたまねぎ栽培だったが、病気や害虫もなくなかなかうまくできたと思う。
また次のチャレンジしたい。