電気通信主任技術者 伝送交換

  1. 設備管理
    1. 設備
    2. 故障
    3. ライフサイクル
    4. 劣化
    5. 陳腐化
    6. 設備寿命
    7. 資産工事
    8. 修理
    9. オーバーホール
    10. 劣化損失
    11. 資本回収期間法
  2. ディペンダビリティ(信頼性)
    1. 信頼性実証
    2. 信頼性改善
    3. 信頼性・保全性サーベイランス
    4. 信頼性・保全性保証
    5. ストレスモデル
    6. ストレス解析
    7. 故障解析
    8. フォールト位置特定
  3. 故障分析
    1. 故障の木(FTA:Fault Tree Analysis)
    2. 事象の木(ETA:Event Tree Analysis)
    3. 故障モードと影響分析(FMEA:Failure Mode and Effect Analysis)
  4. 情報技術サービスマネジメント
    1. 可用性
    2. リスク
    3. 是正処置
    4. リリース
  5. 労働災害
    1. 度数率
    2. 強度率
  6. 労働安全衛生法
    1. 総括安全衛生管理者
    2. 安全管理者
    3. 衛生管理者
    4. 安全委員会
    5. 衛生委員会
    6. 安全衛生委員会
  7. フォールト対応
    1. フォールトトレランス(Fault-Tolerance)
    2. フェールセーフ(Fail-Safe)
    3. フールプルーフ(Fool-Proof)
    4. フェールソフト(Fail-Soft)
  8. 評価尺度
    1. MTBF(MeanTimeBetweenfailure)
    2. MTTF(MeanTimeToFailure)
    3. MTTR(MeanTimeToRecovery)
  9. アベイラビリティ
    1. 固有アベイラビリティ
    2. 運用アベイラビリティ
    3. 達成アベイラビリティ
    4. MDT
    5. MUT
  10. 故障率曲線
    1. バスタブ曲線?
  11. 待機冗長
    1. 冷予備(コールドスタンバイ)
    2. 温予備(ウォームスタンバイ)
    3. 熱予備(ホットスタンバイ)
  12. ?
  13. 攻撃
    1. DoS攻撃(Denial of Service attack)
    2. DDoS攻撃(Distributed Denial of Services attack)
    3. スマーフ攻撃(Smurf attack)
    4. SYNフラッド攻撃
    5. 辞書攻撃
  14. 情報セキュリティ3要素
    1. 機密性
    2. 完全性
    3. 可用性
  15. 暗号方式の種類
    1. 共通鍵暗号方式
    2. 公開鍵暗号方式
  16. クラウド
    1. SaaS(Software as a Service)
    2. PaaS(Platform as a Service)
    3. IaaS(Infrastructure as a Service)
    4. プライベートクラウド
    5. コミュニティクラウド
  17. 衛星通信
    1. 降雨減衰損失
    2. 大気吸収損失
  18. 符号誤り
    1. BER(BitErrorRate)
    2. %ES(Errored Seconds)
    3. %DM(Degraded Minutes)
    4. %SES(Severely Errored Seconds)
    5. マンチェスタ符号
    6. CMI符号
    7. AMI符号
    8. RIP (RoutingInformationProtocol)
    9. OSPF(OpenShortestPathFirst)

設備管理

設備

  • 生産活動又はサービス提供活動のためのシステムを構成する能力要素としての物的手段の総称。

故障

  • 設備が次のいずれかの状態になる変化。
    • 規定の機能を失う
    • 規定の性能を満たせなくなる
    • 設備による産出物や作用が規定の品質レベル

ライフサイクル

  • 設備の計画,設計,製作,運用,保全をへて廃却又は再利用までを含めたすべての段階及び期間

    劣化

  • 運転又は使用によってストレスが加わり,設備の強度又は’性能が劣っていく経時的変化

    陳腐化

  • 技術の進歩によって,所有している設備の技術レベル又は経済的価値が相対的に低下していく変化

    設備寿命

  • 設備を導入し,使用を開始してから,廃棄又は更新するまでの期間。

    資産工事

  • 流動資産,固定資産及び繰延資産に対して行う工事

    修理

  • 故障による停止,又は有害な性能低下をきたしている設備に対し正常・良好な状態を回復させる活動

    オーバーホール

  • 設備の性能回復を目的として,総合的に分解検査し,設備・修理する活動

    劣化損失

  • 設備劣化による性能低下に起因する損失の総称

  • 資本回収期間法

  • 設備投資の有効性又は安全性の判断に当たって,投資額が回収できる期間(年数)の長・短で設備投資案を評価・比較する方法。

ディペンダビリティ(信頼性)

信頼性実証

  • アイテムに要求される信頼性特性値の実証

信頼性改善

  • 系統故障の原因除去,その他の故障発生確率の低減及びそれら両者を考慮した活動によって,信頼性を向上させるための明確な意図をもって行うプロセス

信頼性・保全性サーベイランス

  • 信頼性・保全性性能の要求事項が満足されることを保証するために行う,手続き,方法,条件,製品,工程及びサービス状況の継続的観察並びに記録類の継続的解析

信頼性・保全性保証

  • アイテムが与えられた信頼性・保全性性能の要求事項を満たすという確証を得るのに必要な,適切で計画的,かつ,体系的な活動を実施する行為。

    ストレスモデル

  • 所定のストレスがアイテムの信頼性性能値,又はその他の特性に与える影響を説明する数学モデル

    ストレス解析

  • アイテムが与えられた条件の下で遭遇する物理的,化学的又はその他のストレスの種類とそれによる影響を決める行為

    故障解析

  • 故障メカニズム,故障原因及び故障が引き起こす結果を識別し,解析するために行う,故障したアイテムの論理的,かつ,体系的な調査検討。

  • フォールト位置特定

  • ある保全実施単位のもとで,フォールトを発生している単数又は複数の下位アイテムの種類とその部位を特定する活動。
  • 故障分析

  • 信頼性上、又は、安全性上、その発生が好ましくない減少について、論理記号を用いて、その発生の経過をさかのぼって樹形図に展開し、発生経路、発生原因、及び発生確率を分析する技法。
  • 故障の木(FTA:Fault Tree Analysis)

  • 上位の事象の発生原因となりえる下位の事象を階層的に繰り返すことによって、樹形状に事象が展開されることになる。
  • 結果から原因を探る

事象の木(ETA:Event Tree Analysis)

故障原因から結果に向かって解析を進めていく方法

原因から結果を探る

故障モードと影響分析(FMEA:Failure Mode and Effect Analysis)

システムやプロセスの構成要素に起こりうる故障モードを予測し、考えられる原因や影響を事前に解析・評価することで設計・計画上の問題点を摘出し、事前対策の実施を通じてトラブル未然防止を図る手法

情報技術サービスマネジメント

可用性

  • あらかじめ合意された時点又は期間にわたって,要求された機能を実行するサービス又はサービスコンポーネントの能力。

リスク

  • リスクは,起こり得る事象,結果又はこれらの組合せについて述べることによって,その特徴を記述することが多い。
  • リスクは,ある事象(周辺状況の変化を含む。)の結果とその発生の起こりやすさとの組合せ

として表現されることが多い。

是正処置

  • 検出された不適合又はその他の検出された望ましくない状況の原因を除去する,又はそれらの再発の可能性を低減するための処置。
  • リリース

  • 一つ以上の変更の結果として,稼働環境へ展開される,新規又は変更された構成品目の一つ以上の集合。

労働災害

度数率

  • 労働災害の発生の頻度を示す指標
  • 100万延実務労働時間あたりの労働災害による死傷者数をもって表す。

強度率

  • 労働災害の重さの程度を表す指標
  • 1000延実労働時間あたりの延労働損失日数をもって表す。
  • 労働安全衛生法

労働災害の防止のための危害防止基準の確立

労働災害の防止に関する総合的計画的な対策の推進

労働災害は「労働者の就業に係る建設物、設備、原材料、ガス、蒸気、粉じん等により、又は作業行動その他業務に起因して、労働者が負傷し、疾病にかかり、又は死亡すること」と定義されている

  • 総括安全衛生管理者

  • 通信業の事業者は、300人以上の労働者を使用する事業場ごとに、総括安全衛生管理者を選任し、安全管理者、衛生管理者などを指揮させなくてはならない。
  • 安全管理者

  • 通信業の事業者は、50人以上の労働者を使用する事業場ごとに、厚生労働省で定める資格を有する者のうちから、安全管理者を選任しなくてはならない。
  • 安全管理者には、安全に係る技術的事項を管理させなくてはならない。
  • 衛生管理者

  • 通信業の事業者は、50人以上の労働者を使用する事業場ごとに、厚生労働省で定める資格を有する者のうちから、当該事業場の業務の区分に応じて、衛生管理者を選任しなくてはならない。
  • 衛生管理者には、衛生に係る技術的事項を管理させなくてはならない。
  • 安全委員会

  • 通信業の事業者は、100人以上の労働者を使用する事業場ごとに、安全委員会を設けなければならない。
  • 安全委員会は、毎月一回以上開催するようにしなければならない。
  • 衛生委員会

  • 通信業の事業者は、50人以上の労働者を使用する事業場ごとに、衛生委員会を設けなければならない。
  • 衛生委員会は、毎月一回以上開催するようにしなければならない。
  • 安全衛生委員会

  • 事業者は、安全委員会及び衛生委員会をもうけなければならないときは、それぞれの委員会の設置に代えて、安全衛生委員会を設置することができる。
  • 安全衛生委員会は、毎月一回以上開催するようにしなければならない。

 

 

フォールト対応

フォールトトレランス(Fault-Tolerance)

  • 故障、誤動作に対して、それを自動的に補正・修正する機能。

フェールセーフ(Fail-Safe)

  • 機能が停止した場合により安全な動作をするよう設計する手法。

フールプルーフ(Fool-Proof)

  • 人為的なミスに対するシステムの信頼性・安全性を保持するような設計又は状態。

フェールソフト(Fail-Soft)

  • システムの一部に故障が発生した場合に、故障した箇所を切り離すなどして故障の影響が他に及ぼされるのを防ぎ、最低限の稼働を続けるようにする設計。

評価尺度

MTBF(MeanTimeBetweenfailure)

  • 平均故障間隔
  • 修理しながら使用するシステム、機器等の尺度
  • 故障せずに動作している時間の平均値
  • MTTF(MeanTimeToFailure)

  • 平均稼働時間
  • 修理しないシステム、機器等の尺度
  • 故障するまでの稼働時間の平均値
  • MTTR(MeanTimeToRecovery)

  • 平均修理時間
  • 修理しながら使用するシステム、機器等の尺度
  • 故障が発生してから回復し、可動するまでの平均時間
  • アベイラビリティ

  • 稼働率
  • 装置が設置されてからすべての時間(総時間)における装置が正常に動作している時間
  • 固有アベイラビリティ

  • 修復時間の面からとらえたアベイラビリティ
  • 運用アベイラビリティ

  • 運用面の面からとらえたアベイラビリティ
  • 達成アベイラビリティ

  • 予防保全による動作時間の中止を考慮したもの
  • MDT

  • 平均動作不能時間(予防保全による停止時間が含まれる)

    MUT

  • 平均動作可能時間

    故障率曲線

    バスタブ曲線?

    • 故障率の時間的な変化を示す曲線。

      初期故障期間

    • 初期運転時や、保全作業や改造の直後の期間
    • 故障率減少分布(DFR)と呼ばれる。
    • 故障率を低下させるためには、スクリーニングを行う。

      偶発故障期間

    • 初期故障期間が過ぎ、故障率が一定化する期間である
    • 故障率一定分布(CFR)と呼ばれる。
    • 故障率に対する信頼度の分布は、ポアソン分布を示す。

      摩耗故障期間

    • 故障率が上昇傾向を示す機関である。
    • 故障率増加(IFR)分布と呼ばれる。
    • 故障率を低下させるためには、予防保全または事後保全を行う。
    • 待機冗長

    • ?
  • 冷予備(コールドスタンバイ)

  • 待機状態が動作状態になくて、システムにも機能的に接続されていない待機形式
  • 温予備(ウォームスタンバイ)

  • 待機構成要素があらかじめ動作に必要なエネルギーの一部の供給を受けており、切替え時、全エネルギーの供給を受け動作状態となるもの
  • 熱予備(ホットスタンバイ)

  • 待機手段が動作状態にあるけれども、システムは機能的に接続されていない待機冗長の形式

?

攻撃

DoS攻撃(Denial of Service attack)

  • コンピュータやネットワーク機器などに対して、処理能力を超える大量のデータ送付や過大な接続要求などの負担をかけるなどにより、サービス抵抗ができない状態にしたりする攻撃。

DDoS攻撃(Distributed Denial of Services attack)

  • 悪意の第三者に操られた複数のネットワークに分散する大量のコンピュータが特定にコンピュータへデータを送り、サービスの提供ができない状態にする攻撃。

スマーフ攻撃(Smurf attack)

  • pingコマンドで送信元を偽り攻撃相手に大量の応答パケットそ送りつける攻撃。
  • DoS攻撃の一種
  • SYNフラッド攻撃

  • TCPコネクションを確立する3ウェイハンドシェイクの手順を悪用し、接続要求パケットを大量に送りつける攻撃
  • 辞書攻撃

  • 辞書にある単語に付け加えたりして片っ端から試すことによってパスワードの割り出しを行う攻撃。
  • 情報セキュリティ3要素

  • 機密性

  • 情報を正当な権利を持った人だけが使用できる状態にしておくこと
  • 完全性

  • 情報が破壊、改ざん又は消去されていない状態を確保すること
  • 可用性

  • データをいつでも安全に利用できること

暗号方式の種類

共通鍵暗号方式

対称鍵暗号方式とも呼ばれる

  • 暗号化と復号化に同一鍵を使う方式
  • 暗号化/復号化の処理が早い
  • 鍵は共通鍵、秘密鍵とよばれる
  • DES暗号、AES暗号などがある

公開鍵暗号方式

非対称鍵暗号方式

  • 暗号化と復号化に別の鍵を使う方式
  • 暗号化する鍵を誰でも利用できるように公開する(公開鍵)
  • ElGamal暗号、RSA暗号、楕円曲線暗号などがある
  • クラウド

SaaS(Software as a Service)

  • 提供されるソフトウェア
  • ユーザーは提供されるソフトウェアを利用するのみ
  • Gmailなど

PaaS(Platform as a Service)

  • データベースやプログラム実行環境などが提供される
  • ユーザーがプログラムなどを準備し利用する
  • Google Apps EngineやMicrosoft Azureなど

IaaS(Infrastructure as a Service)

  • 仮想サーバーが提供される
  • ユーザーがOSやプログラムを準備し利用する
  • Google Compute EngineやAmazon Elastic Compute Cloudなど

プライベートクラウド

  • 企業がクラウドシステムを構築し、企業内の部門などに対してクラウドサービスを提供する形態

コミュニティクラウド

  • 特定の業種や業務内容に携わる事業者を対象とし、該当事業者間が共用可能な形態

衛星通信

降雨減衰損失

  • 雨や雨雲に起因する損失
  • 電波の周波数が高いほど減衰損失は大きくなる

大気吸収損失

  • 大気中の水蒸気や酸素分子に起因する損失
  • 損失の大きさは降雨減衰損失に比べると極めて小さい

符号誤り

BER(BitErrorRate)

  • 測定時間中に伝送された全符号の数と、その間に誤って受信された符号の数の割合。

%ES(Errored Seconds)

  • 1秒ごとに符号誤りの発生の有無を測定し、全観測時間に占める符号誤り秒数を百分率で表した尺度。

%DM(Degraded Minutes)

  • 1分ごとに符号誤り率を測定し、10-6(10マイナス6乗)を超える分数(DM)の全観測時間に占める比率を百分率で表したもの。

%SES(Severely Errored Seconds)

  • 1秒ごとに符号誤り率を測定し、10-3(10マイナス3乗)を超える秒数(SES)の全観測時間に占める百分率で表したもの。

マンチェスタ符号

  • 「0」で信号が高から低へ、「1」で信号が低から高へ転換。
  • CMI符号

  • 「1」が発生するごとに信号の低と高を交互に送出し、「0」が発生するときは高と低を送出する。
  • AMI符号

  • 「1」が発生するごとに正および負の極性信号を交互に送出する。

RIP (RoutingInformationProtocol)

  • ルーティングテーブルに必要な経路制御情報を30秒周期でネットワークにブロードキャするすることで更新される。
  • 他のルーターからRIPを受信した場合には、その情報をもとにルーティングテーブルを修正するとともに、受信したホップ数に1を加えた値を他のルーターにブロードキャストする。
  • 3分間ルーティング情報が届かない経路に関しては経路障害とみなし、この経路の情報を削除する機能を持っている。
  • ホップ数の最大値は15。16を台を超える数のルーターを経由させることができないため、大規模なネットワークはサポートできない。
  • 到達不可能な情報を受け取った際に、その情報を送り返す機能をポイズンリバースと言う。
  • ルーティングループを発生させないようにするため、受信した情報を送らないようにする機能をスプリットホライズンと言う。

 

OSPF(OpenShortestPathFirst)

  • AS内で利用されるリンクステート型のルーティングプロトコル。
  • Helloパケットでネットワークの監視を行い
  • LSUパケットでルーティング情報の交換を行う。

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