概要
- 1996年製、富士通ゼネラルより経年劣化のため機器交換。
- 隠蔽配管のため、配管は流用。
- 作業している人は、プロではありません。
(知り合いからエアコン工具一式をもらった、うだつの上がらないCATV職員。)
旧エアコンの冷媒回収(ポンプダウン)
取り外しの前に、ポンプダウンという作業をして冷媒を室外機に閉じ込める必要がある。
ポンプダウン手順
- 室外機側面のカバーを外す。
- サービスポートのキャップを外しゲージマニーホールドを接続する。[1]ゲージマニーホールドのバルブが閉まっていることを事前確認
- エアコン室内機のフィルターカバーを開け、電源を入れ、「強制自動」ボタンを押す。
- 15分程度運転し、室外機のバルブキャップを2個外す。
- 太い配管の方のバルブを六角レンチで閉める。[2]本来は細管から閉めるらしいが、なぜか細管から閉めると圧力が上がっていった。
- 1~2分でゲージがマイナスに、細管のバルブを六角レンチで閉める。[3]こっちが本来太い配管らしい。
- 室内機でエアコンの動作を停止。コンセントを抜く。
旧室外機・室内機取り外し
室外機取り外し
- ポンプダウン完了後、室外機側をモンキーレンチなどで支持し、配管を外す。[4]ゴミが入らないようカバーを付ける。
- Fケーブル3芯の取り外し。
- 室外機撤去。
室内機取り外し
- 下側のツメを押し、室内機を浮かせる。[5]上部のツメは引っ掛けておく
- 右側のカバーを外し、室外機に行っているFケーブルを切断。[6]本当は抜きたかったが抜けなかった…。
- 配管のジョイント部分を外す。[7]ゴミが入らないようカバーを付ける。
- ドレンホースを壁間のパイプより引き抜く。
- 室内機撤去。
- 背板の撤去。
新室外機・室内機取り付け
室外機取り付け
※室内機から室外機に行っているFケーブルが1.6mmの3芯になっていた為、ジョイント部分から2.0mmに引き直した。[8]以前室外機の移設をしたときにジョイントした。今考えればいい加減な作業だったな…自分でやったんだけど。
- 室外機にプラスチック製の足をつける。
- 据付け予定場所へ設置。[9]据付工事説明書を参考に離隔距離を確認する。
- 配管2本接続。トルクレンチを使用し、室外機側をモンキーで支持し規定トルクで締付け。[10]今回配管はそのまま流用のため、フレアの切り直しなどはなし。
- Fケーブル3芯を色通り接続。
室内機取り付け
- 背板をあてがい、設置場所の検討。[11]据付工事説明書を参考に離隔距離を確認する。
- 隠蔽配管の為、背板のノックを打ち抜く。
- 背板を固定。
- 室内機のドレンホースを左側へ付け替え
- 室内機を背板に引っ掛ける。
- 配管2本接続。トルクレンチを使用し、室内機側をモンキーで支持し規定トルクで締付け。[12]今回配管はそのまま流用のため、フレアの切り直しなどはなし。
- Fケーブル3芯を色通り接続。
- 配管2本を保温チューブで巻き。Fケーブルと一緒にエアコン付属の不織布テープで括る。
- ドレンホースを壁間のパイプへ挿入。[13]逆勾配にならないよう注意。
- 室内機下部のカバーを取り付け、下部のツメをハメる。
真空引き・ガス充填
真空引き
- 室外機のサービスポートのキャップを外しゲージマニーホールドを接続する。[14]ゲージマニーホールドのバルブが閉まっていることを事前確認
- ゲージマニーホールドの真ん中に真空ポンプを接続。
- ゲージマニーホールドのバルブを開け、真空ポンプを50回以上ストロークする。
- バルブを閉じ、30分程度放置しゲージの圧力が変わらないことを確認[15]変化している場合は漏れの可能性あり。要点検。
ガス充填
- バルブキャップを2個外し、バルブを両方とも開ける。
- サービスポートからゲージマニホールドを外す。[16]素早く外さないとガスが漏れる
- バルブキャップ、サービスポートのキャップを閉める。
電気工事(100V→200V)
- 既存のエアコンが100Vで今回購入したエアコンが200Vなので電気工事が必要です。
- 活線作業は禁止です。ブレーカーを落として作業しましょう。
事前工事
- 既存の100Vエアコン回路に電動シャッターも割り込まれている為、まずはその電動シャッターを別の回路へ接続替えしなくては行けない。[17]電動シャッターへ200Vを流してはいけない為。
- 別回路から引いてきたFケーブルと送り配線されている電動シャッターのFケーブルをジョイントする。
- エアコンのコンセントのところにアースが来ていないのでアース線の配線工事。
コンセントの付替え・ブレーカーの組み換え
- コンセントを200V用コンセントへ交換する。
- 分電盤からブレーカーを外し、分電盤を200Vへ組み替える。
- 2P2Eのブレーカーと入れ替え配線を接続。[18]2P1EはブレーカーOFFで2本線のうち片方を切る。2P2EはブレーカーOFFで2本とも切る。
- 200Vをコンセントで電圧を測定し200Vを確認して完了。
工事完了
References
↑1, ↑14 | ゲージマニーホールドのバルブが閉まっていることを事前確認 |
---|---|
↑2 | 本来は細管から閉めるらしいが、なぜか細管から閉めると圧力が上がっていった。 |
↑3 | こっちが本来太い配管らしい。 |
↑4, ↑7 | ゴミが入らないようカバーを付ける。 |
↑5 | 上部のツメは引っ掛けておく |
↑6 | 本当は抜きたかったが抜けなかった…。 |
↑8 | 以前室外機の移設をしたときにジョイントした。今考えればいい加減な作業だったな…自分でやったんだけど。 |
↑9, ↑11 | 据付工事説明書を参考に離隔距離を確認する。 |
↑10, ↑12 | 今回配管はそのまま流用のため、フレアの切り直しなどはなし。 |
↑13 | 逆勾配にならないよう注意。 |
↑15 | 変化している場合は漏れの可能性あり。要点検。 |
↑16 | 素早く外さないとガスが漏れる |
↑17 | 電動シャッターへ200Vを流してはいけない為。 |
↑18 | 2P1EはブレーカーOFFで2本線のうち片方を切る。2P2EはブレーカーOFFで2本とも切る。 |
コメント